日本一の大ソテツ
ソテツという植物をご存知だろうか。
「蘇鉄」と書く。
弱っている時に鉄分を与えると蘇る事からこの字を書くそうだ。
ちょっと変わった形をしている南方系の植物で、日本での自生北限は宮崎県だとwikiにあった。
それ以北の地域でも、南国情緒を醸し出すために植樹されている場所もある。
この島には至る所にソテツがある。
公園、街路樹、公共施設のロータリーなど綺麗に植樹されている所もあれば、ちょっとした広場や海岸沿いのように昔から自生している所もある。
トゲトゲの葉やオレンジ色の実は小さな頃から目にしていたので、ソテツがガジュマル同様に南国限定だと知ったのは実は移住直前だったりする。
そんなソテツだが、この島には「日本一の大ソテツ」がある。
鳥居と比較するとその大きさがわかる。
自重に耐えきれない為、支柱が施されてある。
この看板によると樹齢は600年余りとのことだが、その後の調査では700年以上と推定された。
かなりの大きさなのだが……
日本一、との表記もあるのだが……
日本3大ソテツなるものには入っていない。
なんで?
どうして??
何が違うの???
ちなみにその3箇所は静岡県静岡市清水区の龍華寺、静岡県吉田町の能満寺、そして大阪府堺市の妙国寺である。
いずれも中国からの植樹だとみなされている。
うーん。
なんだかモヤモヤする。
日本一なのに3大には入らない……矛盾。
近いうちに役場にでも問い合わせてみるか。
天女ヶ倉
種子島の北部の方に「天女ヶ倉(あまめがくら)公園」がある。
細い山道を登り、ちょっと高台にあるこの公園には展望台がある。
そこからは360度見渡せる眺望なので、「島」にいることを実感できると福岡からの移住者に教えてもらった。
少し前の話だが、旦那が休みの土曜日に家族揃って行ってみた。
島出身の私も知らない所だ。
ちょっとワクワクしながら山道を車で登る。
次第に細くなる山道。不安になる。
山中の景色も雑木林から杉林、そして大きめのシダ植物へと変わっていく。
植生に詳しい人ならもっとワクワクしてるんだろうな。
子供達はシダ植物を見て「ジュ○シックパークみたい♪」とはしゃいでいた。
日光のいろは坂顔負けなくらいのくねくねした山道を登り山頂に着くと、小さな駐車場があった。
車を降りて周りを見ると階段がある。
けっこう急な階段。
股関節悪くて階段がキツい私が躊躇していると、先に登った息子が坂道もあると教えてくれた。
そこへとまわる。
これまた急勾配……。
えっちらおっちら登る。
まだある。
下を見ると……
やっとの思いで辿り着いたところで待っていたのが展望台だ。
螺旋階段を登って……感嘆の声をあげた。
私の住む島はこんなに綺麗だったのか。
旦那はぐるっと一周分の動画を撮っていた。
頑張って登って良かった!
この日は曇り空だったので、今度は晴れた日に行きたい。
難題
私の家族は、旦那と子供2人と私、私の両親の6人である。
それに加えて、敷地内別宅でそれぞれ暮らす伯父が2人。
伯父は2人共独り身なので、食事を持って行く。
つまり私は8人分の食事を毎食作っている。
これがなかなか難しい。
育ち盛りの子供2人と働き盛りの旦那の食事と、年寄り4人の食事とでは質・量がかなり異なる。
味付けを薄めにつけているうちに取り分けて……とか、量を加減して……とかいろいろ考えていたが、甘かった。
みんな食事制限はないのでなんでも食べられるのだが、当然ながら好みが違う。
煮物や和物等の和食中心にすると、外で肉体労働している旦那には物足りない。
夜食と称してインスタントラーメンを食べている。
かといって日中の炎天下で汗だくで働く旦那や活発な子供達に合わせると、年寄りには塩分過多になってしまう。
いっそ別メニューにしてしまおうかと提案すると、同じ屋根の下に住んでいて別メニューは寂しいと母が嘆く。
ならば面倒だがあと一品を付けたそうと作成すれば、それも食べたいと欲しがりながらも食べ過ぎになるから控えろと言う。
やれ野菜が少ないだの、肉ばかりだのと一通りの事を言われながら、(これ、娘だから良いけど嫁ならイビリになるのでは?)と苦笑する。
量も難しい。
旦那は人一倍食べるし子供にもたくさん食べてもらいたいから、私は多めに作る事にしている。
余ったら次の日にアレンジして私の昼食になる。
しかし、母は足りないくらいが丁度いいという考えなので苦言を呈する。
加減がわからん……
試行錯誤真っ只中。
何を出しても美味しいと言ってもらえているのが救い。
暑くなってきたから衛生にも十分気をつけて、体力を落とさずに食べやすいメニューを考えないとな。
今日はパプリカ収穫予定。
ゴーヤもそろそろ良さそう。
夏野菜たっぷり使って何を作ろうかな。
ふたご
父の畑には、それこそ雑草のように大葉が生えている。
かつて植えた大葉が種を落とし、それからは蒔かずとも毎年生えてくる。
きちんと蒔いたわけではないので、畝の合間や畑の端っこ、垣根の根元などあちらこちらに生えてくる。
私は大葉好きなので、素麺や浅漬けなどいろいろな物に使いまくる。
関東在住時に10枚100円ほどで買っていたのが嘘のよう。
調理中や出来上がって食べる直前に摘まれた大葉はとても香りが豊かだ。
直射日光が強いからか、売っている大葉くらいの大きさ・色合いのものはもう硬い。
色は薄めで小さな葉が食べ頃だ。
今日も大葉を摘みに行った。
ん?なんか形が違う……
娘が「ハートだぁ」と目をキラキラさせた。
本来なら2枚に分かれているであろうその葉は、分かれきれずに1枚のまま。
ハート型に見える。
足元を見ると、その大葉の木は全ての葉がつながっていた。
上から見ると薔薇みたい。
そんな小さな事で嬉しくなった。
怒涛の1週間
先週は月曜日からずっと病院通い。
といっても私がかかっているのではなく、私は送迎&付き添い。
月一敷地内別宅の伯父(80)→点滴→入院
火ー母→点滴後帰宅
水ー息子→診察のみ
木ー午前中、母→点滴→入院
午後、娘→点滴後帰宅
金ー息子→点滴後帰宅
いろいろとバタバタした。
足も悲鳴をあげかけてが、気合で乗り切った。
父がのんびりとやっている畑に薬味にと大葉やネギを取りに行ったら、大きくなってきた西瓜や変わった形の豆、その豆の花を目にした。
トマトやピーマン、豆、白ナスなど収穫。
生命力を感じた。
大丈夫。
そんな気がする。
ドタバタ
毎日更新する事を密かな目標にしていたが、早くも崩れてしまった……
まぁ良い。継続する事が大事だと言い訳する。
買い出しデー、学校行事の水泳大会&PTA(保護者会)の日、リハビリの日等の合間で母が体調が悪くなったので通院。
母に代わって全ての家事をこなしながら伯父2人の食事を作る。
夕方には学童へお迎え。ここの学童は必ずお迎えが必要なので、徒歩3分ほどだが行かねばならない。
合間に母の血圧測定しながら様子を伺う。
父もあまり無理ができないので、同じく様子を見る。
怒涛の1日を終えたら爆睡するも、夜中には目が覚めてまたそっと様子を見に行く。
そんなこんなでバタバタしていたら、私の股関節も悲鳴を上げた。
立てない。
娘に米とぎを命じ、息子には洗濯物たたみを命じる。
最終的には椅子に座りながら夕飯を作った。
リハビリしてきたから幾らかマシになったが、ちょっと無理は出来ないなぁ。
ま、なんとかなるでしょ(^-^)