このほん よんでくれ!
昨夕、劇団道化さんによる演劇公演を観劇してきた。
学校にポスターが貼ってあったり町の広報誌に掲載されていたりで、良い機会だからと子供達と一緒に。
東京には当たり前のようにある映画館や劇場は、島には無い。
コンサートやライブをはじめ、ミュージカルでも映画でも演劇でも寄席でもなんでも観る事が出来る環境では、無い。
そんな島で文化的体験を得られる機会を逃す手はない。
……子供の為を大義名分にして私が楽しみたいだけなのだが。
演目は「このほん よんでくれ!」
字を読めないオオカミが絵本に出会って成長する話。
内容としては字を覚え始めた低学年・幼児が対象なのだが、役者さんたちの一言一言に引き込まれた。
観客参加型で一緒に歌ったり手遊びをしたりと、子供も夢中になっていた。
小6の息子にはちょっと幼稚だったかなと気になったが、彼も小さく手を動かしていて、目が合うと照れ臭そうに笑っていた。
1時間の演劇はあっという間に時間がすぎた。
終わってもなかなか帰りたくない雰囲気の子供達。
舞台上の役者さんたちに名残惜しそうに手を振り、帰路に着いた。
ホールを出た時にはまだ薄明るかったが、帰宅した時にはすっかり暗くなってしまった。
楽しかった。
また機会があれば、ぜひ行きたい。
出掛ける前に焼きおにぎりを頬張って行ったのだが、育ち盛りの子供達はお腹空いていたので、帰宅後そうめんを茹でた。
「まだ食べるの⁉︎」
とばあちゃんがびっくりしたのは、また、別のお話。